聴能設備機器

教室のような小規模システムからグラウンド、体育館、ホールや劇場、交通機関などで利用できる補聴援助システムをご紹介します。

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補聴システムの種類と主な用途

システム種類 磁気ループシステム FM補聴システム 赤外線システム
特徴 電流に比例し発生する磁波を利用したシステムです。補聴器は内蔵されたT−コイルを利用して磁波を受信し、増幅して音として聞くことができます。磁気ループは、欧米など海外でも世界共通の補聴システムとして広く利用され、ヒアリングループ、インダクションループと呼ばれています。
また、ループは設置された状態によって電気的性能が変わりますので、適切なアンプを使用し、調整されているべきです。
体育館など利用者の動きが伴う場所での磁波の強弱ムラを極力減らし、外部への漏えいを制御するための当社独自の技術を用いて設計いたしますので、サービスエリア面積や用途・建築に合わせた配線・配管設計が不可欠となります。
169MHzのアナログFM電波を使用した補聴設備です。FM電波の特徴として、付帯工事が必要なく、周囲の環境にも比較的影響されません。また良質な音響信号を得ることを可能とします。
小型機器で使用でき、設備側でコスト効率を求める場合に有効です。ワイヤレスマイク式の送信機を利用することでパーソナルユースにも利用できますが、チャンネル数が多くなく、電波の到達距離制限が難しい一面もありますので、狭い範囲で多くのチャンネルを駆使するよりも、むしろ広域補聴装置としての活用を想定することができます。
受信機は、電波法標準規格に適合したものであればメーカー問わず利用でき、公共の場での使用に優れた設備であると言えます。
さまざまな音源を近赤外線搬送波に載せてラジエターから送信します。
専用受信機で受信された赤外線信号は、受信機内で復調され、磁波変換されて補聴器に磁波信号として送ることができ、イヤホンで直接お聞きいただくことが可能です。
赤外線は光の仲間ですから、屋外使用は向いていませんが屋内使用では光を遮るだけで外部への漏えいを防ぐことが可能です。傍聴や外部への漏えいを防ぐ意味でも会議室などの用途が最適といえます。
主な用途
シングルループ式
会議室など25m2程度までの小規模施設で仮設向きですが、性質上混信が避けられません。上下階や隣接した場所に同じような磁波利用の補聴設備がないことが条件になります。
また、小型式としてカウンターへの設置、窓口への設置など数多くの設置を行うことが可能です。
パーソナルユース
個人的にワイヤレスマイク式の小型機器でご利用いただくことで、どこでも使えるという優位な点がありますが、電波の性質をよく知ったうえでご利用いただくことをお勧めします。
会議室、教室など
必要な工事はアンプとラジエター間の配線工事のみであり、三脚などのスタンドに立てることで仮設式としてもご利用いただくことができます。
光の遮蔽によって外部での傍聴を遮断することができ、混信等を強く避けたい場合は最適の方式です。
屋外やノイズとなる赤外線源があるような場所では使用できませんので注意が必要です。
フラットループ式
1個の設備が小規模であっても、同形式の補聴設備が複数隣接しており、混信を抑えるために有利です。
また、1000m2までの広域補聴に利用したい場合は場所による磁波ムラを抑える性質が有効ですのでホール、劇場など大きな施設にはこの方式が活用できます。
パブリックユース
遠くまで共有電波を到達させることで、周囲85m程度までの広域補聴を可能とし、設備費を安価に抑えることが可能です。受信機は補聴器専門店等で入手することが可能であり、既設建築であっても導入が容易などの特徴があります。
その意味でホール、体育館、競技場、公共交通など幅広い用途でご利用いただくことが可能です。