リオン株式会社
News Release

2007年2月1日

〜楕円形の大きなベント(通気穴)を確保するオーバルシステムを開発〜
音のこもりやひびき感を軽減したオーダーメイド補聴器「HI−L1」を発売


  リオンは、従来のスーパーミニカナール(耳の奥にすっぽり入る超小型CICサイズ)のサイズのままで、楕円形の大きなベント(通気穴)を開けることにより、音のこもりやひびき感を軽減した耳あな形オーダーメイド補聴器「HI−L1」を開発し、平成19年2月1日から新シリーズ「デジタリアン Lシリーズ」として販売を開始します。

○展開商品

商 品 名 仕 様 対 象 価格(補聴器は非課税)

デジタリアン Lシリーズ
オーダーメイド スーパーミニカナール
HI−L1 ※CIC補聴器

耳あな形
補聴器
軽度 1台:198,000円
両耳価格(2台で)
356,000円

 

○オーバルシステム
 当社オーダーメイド補聴器のシェル自動生産システム「夢耳工房(ゆめじこうぼう)」の三次元設計システムを用いて、ベント(通気穴)のサイズ、形状を自由に変更できるようになりました。これにより、今まで外耳道のサイズの問題でベントが大きく開けられなかった場合や耳の奥にすっぽり入る超小型CICサイズでも楕円形の大きなベントを確保する事が可能となりました。

デジタリアン Lシリーズ

オーダーメイド スーパーミニカナール

HI−L1 ※CIC補聴器

 

○製品特徴

1.オーバルシステムにより、耳の奥にすっぽり入る超小型CICサイズでも、より大きな楕円形の   ベント(通気穴)を確保でき、音のこもりやひびき感を軽減しています。

2.わずらわしいピーピー音を抑える「ハウリングキャンセラー」や周囲の雑音を軽減する「ノイズ   リダクション」などの機能を搭載しています。

3.電池をどちらの向きに入れても正常に動作するリオン独自の機能「おまかせ回路」をはじめ、   携帯電話ノイズ対策、電池交換お知らせアラームなど使う人にやさしい「親切機能」を搭載し   ています。

※スーパーミニカナール CICサイズ(外耳道内完全挿入形)
 音の認知には「耳介」が重要な働きをします。超小型のCIC補聴器は、音を受け止めるマイク   ロホンが耳介の奥にあるため、耳介を十分に活用でき、音の方向感、立体感を認識するのに   有効です。

※おまかせ回路
  補聴器に限らず電池で動作する製品のほとんどは、電池の極性(+/-)を正しく挿入する必要があります。補聴器が小さくなるにしたがって、使用する電池は小さくなり、さらにボタン電池の極性が判別し難いという難点があります。リオネット補聴器では、この課題を解消するため、電池をどちら向きに入れても補聴器が正しく動作する「おまかせ回路」を独自に開発し、特に高齢者の方などから大変好評を得ています。

○商品仕様

  規準周波数 1600Hz      
  最大音響利得 44dB±5dB      
 

90db最大出力
音圧レベル

ピーク値 126dB以下      
  1600Hz 113dB±5dB      
  500Hz 111dB      
  使用電池 PR536      
  ※測定はJIS 5512:2000(密閉形疑似耳)による

○電池寿命と適応難聴

  電池寿命 約75時間〜約90時間      
  適応難聴 軽度(0〜55dBHL)      
  伝音・感音・混合      

 

○医療機器認証番号
 HI-L1:218AABZX00167000

 

リオネット補聴器

 

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