リオン株式会社
News Release

2009年6月22日
        

水平方向4,000Galまで測定可能な
強震計測装置「SM−27N」を新発売


SM-27N
  強震計測装置 SM−27N
   リオンは、汎用型の地震計として、水平方向4,000Gal、鉛直方向3,000Galまで、測定最大加速度範囲を拡大した強震計測装置「SM−27N」とデジタル出力サーボ式感震器「LS−14DX」を開発し、平成21年7月から新発売します。
なお、強震計測装置「SM−27N」をベースに気象庁計測震度計検定に対応した計測震度計「SM−27NK」も同時発売します。

 強震計測装置は、地上設置型のデジタル出力サーボ式感震器やボーリング孔埋型の感震器などからの情報を収集、解析、記録し、さらに伝達(警報)する機能を備え、ダムや橋梁、変電所、免震ビルなどにおいて感震器と組合わせて強震観測システムを構築しています。今回発売する強震計測装置「SM−27N」は、従来の2,000Galから水平方向4,000Gal、鉛直方向3,000Galまで測定最大加速度範囲を拡大することで、2008年6月の岩手・宮城内陸地震や2004年10月の新潟県中越地震のような2,000Galを超える地震動を観測することが可能です。

主 な 特 長
  デジタル出力サーボ式感震器「LS−14DX」と組み合わせることで、測定最大加速度範囲は水平方向4000Gal、鉛直方向3000Galまで拡大しています。
  感震器を最大6台まで接続可能です。
  入出力として連動端子を用意することで、複数の地震計による同時観測が可能です。
  LANアダプタの使用により、設定された最大2ヶ所へデータ伝送(TCP/IPプロトコルによる)が可能です。
  計測震度計「SM−27NK」は、気象庁告示(平成8年2月15日気象庁告示第4号)に準拠した計測震度算出方式を採用。気象庁計測震度計検定に対応しています。


主 な 仕 様
起動部 周波数範囲 0.3Hz〜10Hz(−3dB)
(ハイパス:−6dB/oct、ローパス:−12dB/oct)、他3種類
起動レベル 0.1Gal〜99.9Gal(0.1Galステップで設定可能)
警報部 警報出力 3段階2系統
警報レベル 加速度、計測震度、SI値のいずれかを選択
記録部 記録内容 地震動データ、加速度データ
周波数範囲 DC〜40Hz(−3dB)
記録加速度範囲 ±0.015Gal〜±4000Gal
外部出力部 8種類の外部出力と1つの警報ブザーを持つ
電源部 電源 AC100V±10%、0.5A(最大1.5A)(50Hz/60Hz)
停電時動作用電池 内蔵鉛電池12V12Ah
停電時動作保証時間 5時間(持続感震器1台の時)
大きさ・重さ 約300(H)×480(W)×220(D)mm、約15kg


主 な ユ ー ザ ー
    国土交通省、農林水産省、総務省などの官公庁、各高速道路株式会社、各鉄道会社、電力会社など

主 な 用 途
    地震波及び建造物への影響などの学術的なデータ収集をはじめ、地震波の検知に伴う道路や鉄道、電力施設における二次災害防止のための制御など


商品の詳細は、こちらのPDFカタログをご覧下さい。




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