リオン株式会社
News Release

2012年6月12日

    

大流量タイプの気中パーティクルカウンタ2機種を発売

気中パーティクルカウンタ「KC−32」  リオンは、医薬品製造現場や電子デバイス製造現場などの空気清浄度管理において、より短時間で効率的な測定が可能な大流量タイプの気中パーティクルカウンタ2機種を開発し、2012年6月12日から販売を開始しました。

 今回開発した2機種は、定格流量50.0L/分の「KC−32」と定格流量28.3L/分の「KC−31」で、大流量を実現するとともに、医用製造現場での使用を考慮し、筐体にステンレスを採用し耐薬品性を向上しています。さらに、軽量でバッテリ駆動が可能なため、様々な場所に持ち運び測定することができます。

※左の画像は気中パーティクルカウンタ「KC−32」

◇気中パーティクルカウンタについて
 気中パーティクルカウンタは、クリーンルームや半導体製造、医薬品・飲料・食料品などの製造・パッキングの工程、病院や医療現場において、その空気清浄度などを管理するため幅広く使用されています。特に、医薬製造現場や電子デバイス製造現場では、作業効率を高めるため短時間で作業環境の空気清浄度が測定可能な大流量タイプが採用されています。

◇気中パーティクルカウンタ「KC−32」「KC−31」の概要
1.主な用途
  医薬品製造現場環境の空気清浄度管理
  電子デバイス製造現場環境の空気清浄度管理

2.特長
  1) 大流量のため短時間で作業環境の空気清浄度が測定可能
  2) ISO 14644-1、PIC/S GMP Annex1、EU-GMP Annex1の清浄度クラスを評価
  3) 軽量、バッテリ駆動が可能で持ち運びが便利
  4) ISO 21501-4 (JIS B 9921) に適合
  5) 粒径区分は、6段階 (0.3μm、0.5μm、1.0μm、2.0μm、5.0μm、10.0μm以上)
  6) タッチパネル式の5.7インチカラー液晶を採用
  7)

入出力端子は、USBとEthernetを用意

  9) 約5,000回の測定結果を内蔵メモリに保存でき、USBメモリへのコピーも可能
  10) 筐体にステンレスを採用し、耐薬品性を向上
  11) 環境に配慮しリチウムイオン蓄電池を採用。本体に2個搭載し長時間駆動も可能
  12)

21 CFR Part 11に対応
パスワードの設定により、権限レベル (管理者/使用者/ゲスト) で操作内容を区別
付属ソフトウエア (Log Viewer) を用いた操作履歴の確認

  13) 表示言語は、日本語か英語が選択可能

表示画面例
気中パーティクルセンサ「KC-32/31」の表示画面例

製品の詳細は、こちらのPDFカタログをご覧ください。


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