RION Techinical Journal Vol.3
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 技術開発センターに所属する齋藤敦の通勤手段は自転車。かつては自転車レースにも積極的に参加していた齋藤の一日は朝5時過ぎに起床するところから始まる。出勤の準備と同時に自転車用のウェアに着替えて出発。朝の日課は西国分寺駅から徒歩10分ほどの八百屋さん「めじろ青果店」に立ち寄ること。ここで青果店のおかあさんと軽く会話を交わしながら果物などを物色。それからいよいよ会社へと向かう。「15年ほど前に自転車を購入してからすっかりハマってしまって。今はレースには出場していないんですが、以前は通勤前に2時間程度、練習するなんてこともやってました。今は気持ちよく走りながらゆっくり通勤するんですがそれでもしっかり汗をかくし、目も覚める。会社に着いたらシャワーを浴びてビシっとした気分でデスクに向かう。そういうスタイルなので始業時間には100%の状態で仕事をスタートできるんです」 自転車との出会いは、リオンで働く先輩の影響だ。会社の駐輪場付近で、見知らぬその先輩の姿をしばしば目撃し、ある時、声をかけたのが始まりだとか。「聞いてみると、その先輩は乗鞍ヒルクライムなどの有名なレースで何度も優勝するほどの選手でした。紹介してもらった店で自転車を購入して、よく一緒に走りに連れていってもらいました。練習すればするほど自分が成長できるのを実感して。同じ会社でも声をかけなければ築けなかった関係なので、あの時、声をかけて良かったなと思いますね」 会社ではワークアウト同好会にも所属し、しばしば仕事終わりに筋トレにも勤しんでいるとか。自転車、筋トレなどに集中する時間は仕事に好影響があると齋藤は話す。「自転車に乗ってる時も、筋トレを頑張ってる時も、ひたすら無心で黙々と取り組みます。そういう時間があることで頭も身体もリフレッシュできて、自分としては切り替えのスイッチとしても機能しているんです」 午前中の仕事を終えると、お気に入りの店「名物すた丼の店」へ行くのが楽しみの一つ。豪快にすた丼を平らげ、エネルギーを充填した後は午後の仕事へ戻り集中。就業後はまた自転車にまたがり、熱い走りで帰宅。充実した一日を終える。「住まいは多摩地区ですが、家から国分寺までのエリアは自転車で走るにも最高なんです。丘陵地帯、峠などもあって自然も多い。このような環境に住み、仕事ができることを幸せに思います。国分寺では個人が営む面白い店もたくさんあってまだまだ発見があるし、あくせくしていない町の雰囲気もリオンという会社に影響を及ぼしていると感じます。会社全体の雰囲気でいえば、皆、忙しくしていても心のどこかに余裕があるというか。ビルが立ち並ぶ大都会とは一味も二味も違う魅力がありますよ」自転車が変えた 生活のサイクル17 今回のテーマ[国分寺でエネルギー充填!]ホームタウン!OUR FAVORITE TOWN KOKUBUNJI リオンのスタッフがナビゲート ブラリ、国分寺巡りリオンのホームタウン・国分寺を個性豊かなスタッフがリレー形式で紹介する連載企画。第三回は、技術開発センターのスタッフがエネルギッシュな一日の様子を紹介。こんな一日が実現できるのも国分寺ならでは、なのだ。めじろ青果店店先で交わすおかあさんとの会話が齋藤にとって朝の楽しみ。会社からは多少、離れた場所にあるがここに立ち寄れるのも自転車通勤ならでは。東京都府中市武蔵台3丁目2-5My Favorite齋藤 敦技術開発センター 製品開発室 補聴器開発G。医療機器事業部などを経て現職。現在はリーダーとしてチームの若手をまとめる役割に注力。仕事とプライベートのバランスを保ちながらヘルシーな毎日を送る。❶❸❷❹❶早朝、完璧なウェアは撮影用ではなく日常のこと。トレーニングも兼ねた通勤を経て、始業時間の頃には気分爽快。 ❷朝7時過ぎ、青果店で新鮮な果物を選ぶ。❸国分寺名物のすた丼。秘伝のニンニク醤油ダレを絡めた豚肉と卵が絶妙にマッチしている。❹もりもりとすた丼を食らう、齋藤。ここでエネルギーを充填し、午後も全開で仕事をスタート。

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