RION Techinical Journal Vol.6
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 2007年に入社し、微粒子計測器の営業部に配属されて以降、製品管理をはじめ、東南アジアを中心とする海外取引対応、通訳、資料英訳など幅広く活躍している、前田剛志。10代の頃から大学までイギリスで育ち、帰国子女である前田にとって、国分寺は日本における第二の故郷のような場所だという。 その彼が帰国後もっとも通いつめたのが、国分寺駅南口から数分歩いた通り沿いのビルの地下にある「Black-R(ブラックアール)」。ダーツができるカフェバーだ。「イギリス時代から趣味でダーツを続けていたのですが、帰国してからもダーツをプレイできる場所を探していたんです。Black-Rは入社してからリオンの上司に教えてもらい、多いときは週に2~3回の頻度で通っていましたね」。 ダーツの起源はイギリスにある。イギリスでは先端が金属のハードダーツが主流で、日本では先端がプラスティックのソフトダーツが主流。3本の矢を投げて、その合計点数を用いてさまざまなルールで遊ぶ。ハードダーツは自分で点数計算しなければならないが、ソフトダーツはコンピュータが点数計算してくれるという違いがある。「日本でハードダーツができる場所はなかなかなくて。でも、日本ではソフトダーツが主流だということをこの店で知り、オンラインで知らない人と対戦できる楽しさもあるので、次第にソフトダーツにはまっていきました。マスターが旗揚げ役となってハウストーナメントを開催してくれたり、常連の皆でダーツの関東大会に出場したりと楽しい思い出が詰まっています」。 前回、このコーナーに登場してくれた微粒子計測器営業部の鈴木靖規もダーツの奥深さに魅了された一人。そのきっかけをつくったのは部下である前田だ。上司と部下という垣根を軽快に超え、ダーツを通じた仲間となった。「ここ数年はコロナ禍や、僕が結婚して自宅が遠くなったこともあり、鈴木さんとご一緒することも少なくなってしまったのですが、またぜひリオンの社内にもダーツ仲間を増やして楽しめるようになればいいですね」。 取材後、前田と鈴木とともに2人のオススメの焼酎ジャスミン割りで乾杯し、ダーツを楽しんだ。思うようには投げられないし、刺さらない。次こそはと思いながらハマっていく気持ちをリアルに体感した。ゲームのレベルが上がっていくほど複雑さが増し、メンタルの駆け引きの魅力に夢中になるのだと2人が教えてくれた。店には1人、2人と顔なじみの常連客が来店し、マスターと語らいながらダーツを楽しむ姿があった。「僕の学生時代の友達はみんな海外にいて、帰国してから友達も知り合いもほとんどいないなかで『Black-R』という場所はコミュニティを広げてくれたかけがえのない場所です。僕はどちらかというとインドア派で、積極的にお店を開拓するタイプではなかったので、ここで仲良くなった人にすすめられたお店に食べに行ったり、一緒にダーツ大会に出たりと、本当にこの場所が国分寺の魅力を深めてくれたなと感じます」。上司と部下の垣根を超えて楽しめる!? ダーツ好きが集うバーへ。取材・文/横田 可奈17ホームタウン![知る人ぞ知る、 国分寺のダーツスポット!] 今回のテーマ❶前田のダーツ歴は学生時代から。「ハードダーツをやっていたので、イギリスに住んでいる頃はだいたい壁に穴が空いていましたね(笑)」❷ダーツボード型にかたどられたテーブルは「Black-R」オリジナル。取材日は前田も鈴木もマイダーツを持参してゲームを楽しんだ。❸全国津々浦々ダーツ仲間がいるというマスターの津田隆三さん(真ん中)。「ダーツの一番の魅力は横のつながりが広くなること」と話してくれた。❶❷❸OUR FAVORITE TOWN, KOKUBUNJI リオンのスタッフがナビゲート ブラリ、国分寺巡りリオンのホームタウン・国分寺を個性豊かなスタッフがリレー形式で紹介する連載企画。第六回は、学生時代をイギリスで過ごした微粒子計測器の営業担当・前田剛志がリオンに入社後、足繁く通いつめたというカフェバー「Black-R」へ向かった。前田 剛志微粒子計測器事業部 営業部 販売課。2007年に入社後、製品管理をはじめ、東南アジアを中心とする海外取引対応、通訳、取扱説明書などの資料英訳など幅広い業務をこなす。趣味はダーツと車。Black-RJR中央線国分寺駅南口から徒歩6分。2006年のオープン以降、ダーツ好きが集う人気店に。ノーチャージ1ドリンク制。ゆったりとプレイしやすいダーツ空間が魅力。東京都国分寺市南町3-22-12「しげりビル」B1FMy Favorite

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