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ベトナム[ハノイ・ホーチミン]編ベトナムで働くスタッフの面々。左側はハノイで働くハウと同じく右側のズン、中央がホーチミンで働くタンハノイで相談者の声に耳を傾ける、スタッフのズン(右)リオンのスタッフが働く、ハノイのバックマイ病院正門リオンのスタッフが勤務する、ホーチミンの耳鼻科医院大勢の人が順番を待つ、ホーチミンの補聴器販売代理店内ティエンが健診用オージオメータについてレクチャーNguyen Van Thien(ティエン)ベトナム中部出身。日本のリオン子会社で1年間働いた後、2020年4月に帰国。ハノイにある「国立バックマイ病院」にて難聴患者の聴力検査のサポートやフィッティングルームで補聴器の調整•販売を行っている。Nguyễn Thị Nhật Thanh(タン)ベトナム中南部出身。大学入学時にホーチミンに移住。2019年4月より「ホーチミン市立耳鼻咽喉科病院」やクリニック、補聴器販売店で難聴患者の聴力検査のサポートや補聴器の調整•販売を行っている。海外で働くリオンのスタッフが仕事や暮らしについてレポート。異国でリオンがどのように貢献しているのか、かの地での暮らしぶりはどのようなものなのかなどを、毎号、リレー方式で紹介していく。 ベトナムは、海外でリオンの医用検査機器を本格的に販売するために中国に次いで進出した国。2016年4月から首都ハノイで、2018年には最大都市ホーチミンで、リオンブランドの認知向上と拡販のために活動をスタートした。それぞれの拠点で働くスタッフに、その業務内容、それぞれの思いなどを聞いていく。「ハノイ事情は私、ティエンがお伝えします。勤務先はベトナム最大の国立バックマイ病院。ここで難聴患者さんの聴力検査のサポートをしたり、フィッティングルームで補聴器の調整や販売をしたりしています。またクリニック向けにオージオメータなどの営業活動もしています」(ティエン)。「ホーチミンを担当しているタンです。仕事内容はティエンさんとほとんど一緒ですが、少し違うのが、ホーチミン市立耳鼻咽喉科病院に加えて補聴器販売店やクリニックでも働いていることと、各施設ではリオン以外のメーカーの補聴器も販売しているので、様々な補聴器の中からリオンを選んでいただけることに苦心しています」(タン) 北部のハノイと南部のホーチミンは、日本の東北地方と九州地方ほど距離が離れており、気候もマーケットの規模も異なる。「ホーチミンはビジネスの中心地です。私が勤務するのは南部で一番大きな耳鼻科専門病院ですので中部からも来院する患者さんがおり、1日約100名が聴力検査を受けています。患者さんもハノイのバックマイ病院より2~3倍と多くいて、残業することもしばしばありますよ」(タン)。「ハノイは春夏秋冬があり、歴史的で自然豊かな都市。ホーチミンよりものんびりとした雰囲気です。私を含め3名のリオン専属スタッフがハノイホーチミン働いています」(ティエン)急激に成長するベトナムのマーケット。ハノイ、ホーチミンでも今後、新たな展開が予想される。それぞれのスタッフは近未来に向け、どんな展望を抱いているのだろうか。「ベトナムは親日国ですので、ハノイでもホーチミンでも日本製品はヨーロッパ製品と同様に人気があります。リオンの補聴器は電池交換等の使いやすさや、同価格帯の他メーカー製品と比べて自然に聞こえる点が評判ですが、バリエーションが課題でしょうか。こちらではリオン全商品の3分の1程度しか取り扱っていないので、厳しい競争を勝ち抜くために、ラインナップを増やしていきたいです」(タン)。「近年、難聴患者が聴力検査を受ける際には保険が適応されるようになりましたが、補聴器購入にはまだ補助がありません。補聴器は高価ですからなかなか手が出ないのが実情です。さらに心理的なハードルも相まって、聴力検査を受けた後に補聴器を試す人の2~3割程度しか補聴器購入に至りません。法整備を期待しています」(ティエン) 最後に2人は、仕事へのモチベーションを語ってくれた。「目からの情報だけでは分からないこと、ありますよね。例えば怖そうに見える人が実は温かい言葉をかけてくれたり、優しく声掛けをしてくれていたり。声の情報はとても大切だと思います。お客様が補聴器をつけることで、耳で幸せを感じてもらえた時にやりがいを感じます」(ティエン)「同感です。ホーチミンのリオン専属スタッフは私だけなので、最初から最後まで患者さんのサポートをできるのも嬉しく感じています」(タン)162名の現地スタッフがベトナム2大都市をレポートFROM OVERSEAS

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