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リオンの発表INTER-NOISE 2022の会場山田一郎顧問による発表(上)とリオンの展示ブース(下)の様子参加者INTER-NOISE 2022(The 51st International Congress and Exposition on Noise Control Engineering)2022 年8月21日~24日Scottish Event Campus(スコットランド グラスゴー)https://internoise2022.org/Enhanced 3D (three dimensional) acoustic scene analysis based on sound arrival direction for automatic airport noise monitoring. Keishi Sakoda , Ichiro Yamada RION Co., Ltd., Kokubunjishi, Japan自立型航空機騒音観測装置で観測される環境騒音の様々な音源の空間的・時間的分布の理解を深めるために、3次元音の到来方向情報に基づく音響シーン解析手法の開発を行っています。所定の前提条件を満たす移動経路に限定されていた音響シーン分析の課題に対し、音の到来方向を観測するセンサの追加によって汎用性を高めた、ダイナミックモードの音響シーン解析手法の実験と分析の結果を報告しました。The development of sustainable policies to manage noise around airports in Vietnam Thithanh Vu, Thulan Nguyen, Masaharu Ohya, Keishi Sakoda, Ichi-ro Yamada Department of Science, Technology and Environment, The Civil Aviation Authority of Vietnam, Hanoi, Vietnam, Department of Ar-chitectural Design, Shimane University, Matsue, Japan, RION Co., Ltd., Tokyo, Japanベトナムの民間航空局がコロナの発生前の数年間、日本の専門家の支援を受けて取り組んできた、評価方法やモニタリング技術など、ベトナムにおける騒音政策の開発に関する活動をまとめました。これらの取り組みは、ベトナムの航空騒音政策の基礎を形成しています。本稿では、ベトナムの空港周辺の騒音管理に関する枠組みづくりの視点と取り組みを紹介し、今後の課題と展望について考察しました。騒音制御や音響学に関する研究者やエンジニア、コンサルタントが世界から集まる国際会議第51回インターノイズは、2022 年 8 月にグラスゴーのスコットランド イベント キャンパス (SEC) で開催された。今回のテーマは、より持続可能な未来の実現のための騒音管理であり、会場は2021年に開催された気候変動に関する会議 COP 26 と同じであった。対面とオンラインのハイブリッドで行われ、会場には1,000人もの来場者が訪れた。プログラムは、航空機の騒音から、水中、船舶、沖合付近の音響と幅広いトピックについて取り上げられた。リオンからは航空機騒音など環境騒音に関する4件の発表を行った。本会議のテーマである持続可能な社会の実現に向けて、人々の暮らしに影響を与えている騒音への課題解決につながる研究結果を発表した。会議と並行して、世界中の音響関連メーカの製品展示も開催された。リオンからは騒音計や振動計を中心に様々な製品を展示し、ブースに訪れた人々との交流が盛んに行われた。会議や展示会の他に、エンターテイメントを伴うカジュアルなパーティーも開かれ、参加者は伝統的なダンスCeilidhを踊り、スコットランドの文化を楽しんだ。インターノイズ2023は、日本の千葉県で開催予定である。今後もリオンから情報を発信し、また世界から集まる騒音制御や音響学の専門家たちとの情報交換の場所として、積極的に参加していきたい。岩橋 清勝、大屋 正晴、溝口 保憲、山田 一郎、廻田 恵司、萩原 良和、米元 雄一、佐藤 成、Thomas Kønigsfeldt、Dominick Aalbers、南小柿 里佳Viewing the changes in community annoyance due to aircraft noise over the times Ichiro Yamada RION Co., Ltd., Tokyo, Japan技術革新によりジェット機の騒音は非常に静かになりましたが、人々は依然として苦痛を感じています。本論文は、航空機の騒音暴露レベルと地域住民が感じるうるささの変化を概観し、またパフォーマンスベースの飛行ナビゲーションの導入やコロナ禍の影響について考察しました。New guidance manual for the monitoring and evaluation of aircraft noise in Vietnam with an experimental application to the aircraft noise monitoring at Noi Bai International Airport Thulan Nguyen, Thi Thanh Vu, Naoaki Shinohara, Koichi Makino, Keishi Sakoda, Ichiro Yamada Department of Architectural Design, Shimane University, Matsue, Japan, Department of Science, Technology and Environment, The Civil Aviation Authority of Vietnam, Hanoi, Vietnam, Organization of Airport Facilitation, Tokyo, Japan, Kobayasi Institute of Physical Re-search, Japan, RION Co., Ltd., Tokyo, Japanベトナム民間航空局 (CAAV) は、ベトナムにおける空港環境保全と航空機騒音モニタリングに関する協力プロジェクトの中で、航空機騒音を測定および評価するための新しいガイダンス マニュアルを作成しました。本事業は、CAAV、JICA、リオンが実施したもので、モニタリング用の騒音計4台を備えたシステムを導入しました。本研究では、ガイダンスマニュアルの策定と、モニタリングデータの分析結果について考察しました。19インターノイズ2022レポート

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