RION-JPN-vol12
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Inter-Noise 2024(The 53rd International Congress and Exposition on Noise Control Engineering)2024年8月25日~8月29日La Cité Nantes Congress Centre(ナント・フランス)https://internoise2024.org/参加者江副 泰亮、廻田 恵司、Dominick Aalbers(リオン)、Naru Sato、Karl Henrik Ejdfors、Daniela Toledo Helboe(Norsonic AS)、Jani Huhtala(Norsonic AB)、© Internoise 2024 / Simon Bianchetti16 Inter-Noiseは、騒音や振動の制御、音響学に関する研究成果を発表する、世界最大かつもっとも権威のある会議である。本年2024年は、世界中から騒音や振動に関する研究者、教育者、メーカー各社および学生が、本会議に参加するためフランスのナントに一堂に会した。会場には、TGVの停車駅でもあるナント中央駅やナントアトランティック空港からもアクセスが良い「La Cité Nantes Congress Centre」が選定された。学会の規模については、発表件数が1150件を超えるとともに、67団体が展示ブースを構え、当初の予定から会議が1日延長されたことからも、非常に大盛況であったことがうかがえる。会場周辺にはブルターニュ公爵城やサン・ピエール・サン・ポール大聖堂といった美しい建築物が並び、会場へ向かって歩いているだけでフランスの雰囲気を十分に楽しむことができる美しい街並みであった。 本会議にはリオンおよびノルソニックからも多くのメンバーが参加し、それぞれのプレゼンテーションで世界各国の技術者と活発な議論を交わした。リオンとノルソニック合同の展示ブースも用意され、多くの参加者と交流を図ることができた。特にブースを訪れた方からはアコースティックカメラや、AIを用いた音源識別クラウドシステムに関する質問や話題が多かったように感じた。さらに、リオンのお客様である日本の研究者と、ノルソニックのお客様であるノルウェーの研究者をつなぐプライベート会議も計画され、当社の技術者も含め世界最先端の議論を交わすことができたのは特筆すべき点である。学会後には、神奈川工科大学准教授でリオン社外取締役の上田麻理氏やリオンとノルソニック両社との懇親会も行われ、交流を深めた。 次回のInter-Noise2025は2025年8月24日から27日の日程で、ブラジルのサンパウロで開催される。リオンおよびノルソニックは今後も国際学会に積極的に参加し、研究発表や機器展示を通じて参加者との交流を図っていく。アジアと欧州を代表する騒音および振動に関するソリューションメーカーとして、お客様の信頼に応えるサービスを展開していくとともに、最先端の研究活動にも邁進する所存である。(佐藤 成)Inter-Noise 2024の会場リオンとノルソニックの展示ブースノルソニックによるプレゼンテーションサン・ピエール・サン・ポール大聖堂世界最先端の技術論議を、歴史の地でInter-Noise 2024レポートリリオオンンのの[[活活動動報報告告]]

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