両耳型補聴器小林理学研究所 音響科学博物館蔵ブリキ製の両耳型補聴器。いつの時代に製作されたかは残念ながら記録されていなかったものの、耳にあてがうと相当の増幅効果がある点、音質が極めて自然であることなど、機能面からみて今日の補聴器のルーツだと言える。電気補聴器が普及する以前はこのような集音器が人々の「聞こえ」をサポートしていた。このような集音器の登場を端緒に技術革新は進み、真空管、トランジスタ、集積回路などが補聴器の中核技術として活躍するようになっていく。取材協力/小林理学研究所 音響科学博物館 撮影/赤羽 佑樹進化する、音響と振動の技術The World Of AcousticsThe World Of Acoustics
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