RION-JPN-vol13
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 「お笑い」×「計測」。そんな異色のコラボレーションが、2024年9月に開催されたINTERMEASURE 2024(第31回計量計測展)内の特別企画「第1回はかる-1グランプリ」です。観客の笑い声や拍手の音の大きさを測り、優勝者を選出する一風変わったこのお笑いコンテスト。リオンは、笑い声や拍手の評価方法に関する事前検討やイベント当日の測定を実施。拍手の測定にはリオンの騒音計「NL-53」や、機能拡張プログラム「NX-43EX」のLAN通信機能を用いた遠隔操作を駆使して、観客の視界を妨げることなく測定データを取得。その結果、初代はかる-1王者に輝いたジグザグジギーさんへの拍手は92.2 dBを記録しました。この数値は真夏のにぎやかなセミの鳴き声に匹敵します。 また、会場の盛り上がりを可視化するため、リアルタイム音源探査システム「Acoustic Camera」も設置。笑いや拍手でAcoustic Cameraに繋がったスクリーンが真っ赤に染まり、サーモグラフィのごとく会場の温まり方も明らかになりました。 当日は立ち見も含め100名以上の観覧者が集まり大盛況に。またYouTube動画でもアーカイブ配信され、非常に好評でした。 2024年12月11日から13日にかけて、東京ビッグサイトにおいて「SEMICON®JAPAN」が開催されました。半導体関連の展示会としては国内最大規模、年1回のエレクトロニクス製造に関連する国際展示会として広く知られているイベントです。 昨今の生成AIの発展に伴う半導体業界の活況を反映し、3日間で国内外から10万人を超える来場者で盛況のうちに終了。リオンも毎年、本展示会にブースを出展。今回も会期中400名弱の来訪者があり、各種製品を紹介する貴重な機会を得ることができました。 主力の液中微粒子計「KS-20F」をはじめ気中微粒子計やハンディタイプの「KC-52A」まで、幅広いラインアップを展示。常にリオンの説明員がブースを訪れた方々に応対し、有意義な情報交換も実現しました。半導体産業における製造技術、装置、材料をはじめ、車やIoT機器などSMARTアプリケーションまでをカバーした本イベント。半導体関連産業の現在地や勢いを確認する上でも重要な場として、早くも次回の開催に期待が高まります。「笑い」を数値化してみようリオンが「SEMICON®JAPAN 2024」に出展17ステージ前の騒音計「NL-53」リアルタイム音源探査システム「Acoustic Camera」展示した微粒子計測器リオンの展示ブース第1回 はかる-1グランプリ計測レポートSEMICON® Japan 2024レポート

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