11時間軸での変化が分かるようになりました。これらに加え、オーディットトレイル機能も備わりました。オーディットトレイル機能とは?製品本体から操作履歴が追えるという機能になります。ご利用される方の中でも、特に医薬品のお客様は「いつ誰が何をしたのか」という操作履歴を重要視されています。ユーザーも 6 名まで登録することができ、PDF に出力することもできるので、測ったデータは改ざんも修正もできません。また、従来は 5000 回だった測定結果の保存回数が、1万回まで可能になりました。他社の製品と比べて何が違いますか?やはり操作性の良さですね。お客様に実感していただくために、実機をお見せしたり、貸し出して試していただくようにしています。また、リオンは日本で唯一、気中と液中すべてのパーティクルカウンタを国内で生産しているメーカーです。その強みとして、例えば旧製品であっても製造中止から 8 年間は部品を保有しているので、メンテナンスやアフターサービスについてもご安心いただけると思います。に 対 し、KC-52Aで は 10 µmま で 測キャリングケースコミュニケーションドックKC-52Aの拡張性パソコン、プリンタ、および AC アダプタとの接 続 用にUSB-C 端子を搭載。またコミュニケーションドッグ(別売)を使用することで、Ethernet 通信による多点モニタリングが可能。画面表示の進化画面はカラー 4.3インチ、解像度は前モデルの縦 320×測定結果が保存可能になり、オーディットトレイルの出力も簡単。パスワード機能も搭載し、6名まで設定可能。「KC-52A」はどんな製品ですか?主にクリーンルームなどの清浄度管理のために、空気中の微粒子を測定、数値化する製品になります。据え置き型とは異なり、手で持って好きな場所で測ることができる、ハンドヘルドパーティクルカウンタと呼ばれる製品です。半導体などを製造するクリーンルームを始め、医薬品業界、食品業界など、幅広い現場で使われています。前機種「KC-52」から進化した点は?KC-52Aでは、持つところのくびれにより、とても持ちやすくなりました。また、液晶画面は大きく高精細になり、白と青を基調とした見やすい配色、アイコンも歯車やフォルダなど直感的に分かるようなユーザーインターフェイスにしています。この画面レイアウトに関しては、開発の段階で営業部にも意見が求められ、操作性が高まりました。機能面では、もう少し大きい粒径まで測りたいという声に対応し、KC-52 の 5 µm定可能となりました。またトレンドグラフも、これまではパソコンに取り込んで表計算ソフトにデータを表示していましたが、KC-52Aでは製品本体の画面でグラフ表示が可能となり、現場でも営業担当としてお勧めする使い方は?ハンドヘルドパーティクルカウンタは据え置き型よりも安価で導入しやすい製品です。初めてパーティクルカウンタの導入をご検討されるお客様には、清浄度を評価する方法として、まずはこの製品を候補に挙げていただきたいと思っております。 一方で、当社の常時モニタリングシステムを使用しているお客様には、ハンドヘルドパーティクルカウンタとの併用を検討していただきたいと思っております。常時モニタリングシステムとは、据え置き型のパーティクルカウンタを複数台設置し、1 台のパソコンで常時の自動監視ができるシステムです。お客様の製造ラインにおいて、特に清浄度が求められる箇所を常に測定しています。それに追加して、定期的にハンドヘルドパーティクルカウンタで各測定点を監視することで、JIS に基づいた清浄度クラスの評価だけではなく、常時モニタリングシステムがきちんと稼働しているかどうか確認することができます。このようなKC-52A の使用法が広まることにも期待しています。横 240から縦 800×横 480ピクセルに。最大 1万回分の前モデルから12年ぶりのリニューアル。軽量化と共に操作性が高められ、データの改ざんを防止するPDF 出力やオーディットトレイルを搭載するなど、データインテグリティにも対応。ISO、および JIS の基本性能を確保したハンドヘルドパーティクルカウンタ。シンプルな操作画面により、軽快な操作を実現。またリアルタイムおよび履歴のグラフ表示が可能となった。表示言語は日本語、英語から選択可能。粒径区分は前モデルの 5段階表示から、0.3 µm 以上、0.5 µm 以上、1.0 µm 以上、2.0 µm 以上、5.0 µm、10.0 µm 以上の 6段階表に。気中パーティクルカウンタ「 KC-52A 」製品の詳細はウェブサイトで
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