RION-JPN-vol15
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    旧モデルの「NL-27」製品の詳細はウェブサイトで普通騒音計「 NL-28 」超 小 型 軽 量 騒 音 計 の 決 定 版であった「NL-27」を継 承し、デザインをブラッシュアップ。重さは約160g、片手での操作も可能。暗い場所でも見やすい有機 EL ディスプレイを搭載。騒音レベル、時間平均、最大値が測定でき、測定データは本体の内部メモリに保 存 可能。単 3形アルカリ電 池 2本使用で 連 続 9時間 動 作。職 場や学 校、工 場の作 業環境騒音の測定に最適。普通騒音計「 NL-43 」最新規格や環境騒音測定方法に対応した普通騒音計。オプションプログラムにより、オクターブ・1/3オクターブ分析、FFT分析、波形収録が可能。LAN 通信機能を搭載し、パソコンやスマートフォンのウェブブラウザから騒音計本体の制御、測定データの取得ができるなど拡張性、運用の柔軟性が高い。道路、鉄道などのインフラ、工場などの現場騒音の測定、遠隔からの騒音モニタリングに最適。主にどのようなユーザーに向けた商品ですか? 労働衛生や学校環境衛生、一般騒音測定を想定しています。厚生労働省は騒音職場で働く方の聴力を保護するための「騒音障害防止のためのガイドライン」を出しており、その評価の測定に適した製品となります。また学校に対しても、文部科学省が「学校環境衛生基準」を定めていて、教室の騒音レベルを測ることになっており、こうした市場をターゲットにして開発して参りました。利用者からの反応は? やはり「安くて良い」「小さくて軽い」というお声を多くいただいています。前機種の「 NL-27 」と比べてよりスリムで洗練されたデザインを追求し、リーズナブルな価格帯でありながら、トップブランドにふさわしい、高品位なデザインを目指しました。上位機種「NL-43」との違いは? 「 NL-43 」は SDカードが挿入できます。またオートストアやLAN 端子を通じて遠隔地からモニタリングできたり、オクターブ分析や波形収録機能も追加可能です。細かいところではマイクロホン部をケーブルで延長できる上、演算できるパラメータも豊富で、「 NL-43 」でなければ評価できない騒音規制法に基づいた騒音測定も数多くあります。「NL-28」はどのような製品ですか? 騒音計にはいくつか種類がありますが、こちらは普通騒音計という種類のなかでも、さらに機能を絞り安価で広く使用されている製品です。特徴はまず、操作が簡単という点と、小型で持ち運びが楽である点、そして表示画面が有機 ELで視認性が良い点が挙げられます。また、音響校正器「 NC-75 」を使用した自動校正機能も大きな特徴ですね。自動校正機能とは? 計量法やJIS などで定められている、94 dBという基準の音圧を発生する「音響校正器」をマイクロホンに取り付けます。これを測定して、正しい数字が表示されれば騒音計が正しく機能していることになりますし、異なる場合は簡単な操作で自動調整するという機能です。日本のメーカーとしては初めて搭載された機能で、特許出願中の技術です。 一方で、「 NL-28 」は冒頭で述べたように労働衛生や学校環境衛生などの基本的な測定に十分対応できる機能を備えた、“ 必要十分 ”をコンセプトとしたモデルです。他社製品と比べた際の利点は? 「 NL-28 」は、当社の騒音計を扱う販売店のご協力をいただき、他社製品との価格競争も厳しいなか、お客様には、リオンのブランド力、信頼性によって当社製品をお選びいただいています。 加えて「 NL-28 」は直感的な操作ができますので、操作をする際に取扱説明書なしで使えることはメリットのひとつでしょう。お客様から使用方法についてのお問い合わせも少ない製品で、販売するにあたっての大きなポイントになっています。職場の環境測定を行う方の多くは、騒音だけでなく振動・CO2 濃度・臭気など多様な項目を扱っており、必ずしも騒音測定の専門家とは限りません。そのため、「 NL-28 」は誰でも簡単に使えるよう、あえて機能をシンプルに設計しています。これから測定を始める方々には、ぜひ「 NL-28 」で測定の手軽さを実感していただき、より高度な測定をする際には、拡張性のある「 NL-43 」も選択肢に入れていただければと思います。11

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