RION-JPN-vol15
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編集前記表紙作品見えない微粒子の世界を見つめるこの装置は、まるで液体の中に潜む記憶を静かにすくい上げているようです。表紙に描いた正面の姿と、裏表紙の複雑な背面とを対にすることで、まるで目と手を使って真実を追求しているような、この機器の静かな姿勢を表現しました。計測という行為の背景にあるのは、人の目には映らない「確かさ」への絶え間ない探求です。その静かな営みの中に、人が生み出す技術への優しさと誠実さを感じながら制作しました。版画家・北嶋勇佑(きたじまゆうすけ)2014年武 蔵 野 美 術 大学大学院 版 画コース修了、木版画とモノタイプ(1点刷り版画)の技法をミックスした独自の手法を用いて、親しみのあるモノを題材に1点モノの版画作品を制作する。私は TALES OF RION の取材で現地へお邪魔いたしました。スペースの都合上すべての内容は掲載できませんでしたが、補聴器販売への真摯なお考えと現地ならではのお話が印象深いです。取材先ではご登場いただいた方以外の皆様からもお話を伺い、これまで RTJ をご覧いただいている感想やネタ出しのヒントもいただきました。これからも RTJ を通じてリオンと読者の皆様の繋がりが深まることがあれば嬉しく思います。どうぞご覧ください。(磯辺)今号からリオンテクニカルジャーナルの編集委員に加わりました。これまで、一読者として楽しく読ませていただき、また外部の方にもご紹介していましたが、編集委員として制作の過程に携わると、企画の立ち上げから完成までが、多くの方の真摯な働きの結実だということがよくわかりました。今回は「理数好きなもので」コーナーを担当しましたが、これまでに業務で携わってきた音響・振動分野とは違う、微粒子計測技術の奥深さを垣間見ることができ、大変に貴重な経験ができたと思っています。(堀田)「液中パーティクルカウンタ」Copyright Ⓒ RION All Right Reserved 本誌の一部あるいは全部を無断で転載・公開することを禁じます。リオン meets 国分寺今回のテーマ : 自然の魅力理数好きなもので。No.010 Mieの散乱理論PROJECT STORY リオンのプロダクト&サービス開発ドキュメンタリーAIの力で雑音抑制。リオンが挑んだ“暮らしに溶け込む ” 補聴器の開発HISTORY OF TECHNOLOGY リオンの技術史第 9 回 気中微粒子計測器NEW&RARE PRODUCT COMING リオン製品のオモテとウラ この製品、ココがすごいんです!第 6 回 普通騒音計 NL-28TALES OF RION 見聞! リオンの製品とひとびとの暮らし補聴器の効果を見える化する の巻IN THE BACKYARD 技術開発、最前線!ACTIVITYリオンの[活動報告]OUR FAVORITE TOWN, KOKUBUNJI リオンのスタッフがナビゲートFROM OVERSEAS  海の向こうのリオン台湾編EPILOGUE SCIENCE, SCIENCE!  リオンスタッフのこだわりコラム「AIを用いた良否判定支援システム」研究開発の舞台裏Vol.1502 06101214161819202025/12

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