小林理学研究所 音響科学博物館蔵取材協力/小林理学研究所 音響科学博物館 撮影 /赤羽 佑樹進化する、音響と振動の技術ら、もう片方の耳で機器が発する基準トーンを受話器から聴き、双方を比較して騒音を判断するというものだった。1930 年代にリリースされた製品は当時、工場騒音や建物の防音効果、ホールの残響測定などに利用され、代表的なプロジェクトとしては英国のロイヤル・フェスティバル・ホールにおける背景騒音測定に使用されたことで知られている。一見すると、アンティークな風合いを持つこの機器。そこに搭載されたものは過去の技術のようにも思えてしまうが、バルクハウゼンが採用したこの聴感ベースの音響計測手法や理論は、現在でも金属材料の検査現場などで活用されている。バルクハウゼンのオージオメータ式騒音計現代社会で広く活用されている騒音計の祖先とも言うべき機器が、このオージオメータ式騒音計である。ドイツの物理学者・ハインリッヒ・バルクハウゼンによって開発されたこの騒音計は、騒音レベルを音圧ではなく、人間が感じる「うるささ」に着目して計測する方式を採用。片方の耳で周囲の騒音を聴きながThe World of Acoustics
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