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日機装株式会社と販売契約締結に合意
透析液中バイアブルパーティクルカウンタ「XL-10C」に関する販売契約について

2014年06月12日

リオン株式会社と、日機装株式会社(社長:甲斐 敏彦、本社:東京都渋谷区、東証1部 コード6376)は、「透析液中バイアブルパーティクルカウンタ「XL-10C(生物粒子計数器)」について販売契約の締結に合意しました。
同機器は、リオンが製造を担当し、日機装が販売を担当します。

リオンでは、微粒子計測器の開発・製造技術を応用し、2011年12月に「水中の生物粒子計数器」を開発しました。
この「水中の生物粒子計数器」を元に、透析現場での実用化を目指して研究・検証に取り組み、「透析液中バイアブルパーティクルカウンタ XL-10C」の開発に成功しました。
今後、正式契約の締結により、日機装が2014年10月1日から販売開始する予定です。

透析液の水質管理を目的とした同機器は、特有の紫外線レーザを生物粒子に照射し、細胞内の自家蛍光物質(リボフラビン)が発する蛍光を検出することで、培養や染色などの前処理なしで、透析液中に存在する細菌の数と大きさをリアルタイムで計測します。

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透析液中バイアブルパーティクルカウンタ「XL-10C」

血液透析システムへの接続例

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参考資料

「水中の生物粒子計数器」について

  • 装置内フローセルの検出部※1に、レーザを連続的に照射し、流水中の微粒子から得られる散乱光と、レーザ光照射により励起された細菌の自家蛍光※2を、それぞれ散乱光検出器と蛍光検出器にて分光・検出し、細菌を含む微粒子の数と細菌の数をリアルタイムに計数、表示します。
※1
フローセル:試料を粒子検出部に導くための石英製の流路です。
※2
細菌から得られる細菌の自家蛍光:生物細胞中には、特定の波長の光を当てると蛍光を発する「自家蛍光物質」と呼ばれる物質があります。

  • サンプル中の微粒子の散乱光信号と蛍光信号の様子

日機装株式会社

本社:東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号
恵比寿ガーデンプレイスタワー22階
代表取締役社長 甲斐 敏彦
東京証券取引所 市場第一部/コード:6376