ニュースリリース
軽量化と使いやすさをより追求したハンディタイプ
汎用振動計「VM-82A」を新発売
2015年02月18日

リオンは、主力のハンディタイプの汎用振動計「VM-82」の後継機として、さらなる軽量化と、測定モードや設定の切り替えがしやすい操作パネルを採用し、現場での使いやすさをより追求したハンディタイプの汎用振動計「VM-82A」を開発し、2月18日から発売します。
ハンディタイプの汎用振動計は、主に回転機器を中心とした産業用機械の保守、点検に用いられ、加速度、速度、変位を適切な周波数範囲で測定し、機械の振動状態を評価します。
今回発売する「VM-82A」は、「VM-82」の後継機として、諸機能を継承するとともに、重量270g(電池含む)と現行機より約50gの軽量化を実現しています。さらに、測定モードや設定の切り替えがしやすいボタン配置の操作パネルの採用、20万円を切る価格設定など、当社の汎用振動計の次期主力商品として開発しました。
なお、汎用振動計「VM-82A」には、圧電式加速度ピックアップ(PV-57I)、ピックアップ用カールコードが付属しています。
主な特長
- 加速度、速度、変位の3モードに対応します。
- 操作パネルは、測定モードや設定の切り替えがしやすいボタン配置を採用しています。
- 使用する加速度ピックアップを変更することで、広範囲の測定が可能です。
- 最大1000個のデータを内部メモリに保存します。
- 保存したデータは、リコールモードでアドレスを表示すると表示可能です。
- USBインターフェースを初搭載し、コンピュータへ保存データの転送が可能です。
(バーグラフと電池残量を除く) - 液晶画面には、バーグラフと数値が同時に表示され、変動の様子を容易に把握できます。
- 設定した周波数などの情報も表示し、バックライト機能により暗所でも内容を把握できます。
- オーバーロード状態になると、OVERが表示され、液晶全体が赤色に変わります。
- バックアップ機能により、電源を入れると前回設定した条件で測定を開始します。
- アルカリ乾電池による24時間の連続測定が可能です。さらに環境に配慮したニッケル水素電池にも初めて対応しています。
- プリンタ(オプション)を接続することで、保存されたデータ、または現在の表示データを測定時刻、測定条件とともにプリントアウトできます。
- 重量270g(電池含む)と現行機より約50gの軽量化を実現しています。
主な使用用途
- 設備診断、保守安全
- 機械振動の測定とモニタリング
- 現場での品質管理
- 振動シビアリティ測定
- 車両、船舶等の振動測定
- プラントにおけるトラブルシューティングと危険予測
- 産業用機械設備の据え付け時の検査
- 製品開発・設計段階の振動測定