ニュースリリース
振動レベルおよび振動加速度レベルの同時測定が可能
振動レベル計「VM-55」を新発売
2015年06月10日

リオンは、振動レベルおよび振動加速度レベルの瞬時値や時間率レベル、時間平均レベル、最大値・最小値を3方向同時に測定できるとともに、「JIS C 1510:1995」、「JIS C 1517:2014」に適合する振動レベル計「VM-55」を6月1日から発売しました。
今回発売する「VM-55」は、本体と付属の3方向振動ピックアップ(PV-83C)で構成されており、「VM-53/53A」の後継機として諸機能を継承するとともに、振動レベルおよび振動加速度レベルの同時測定や防塵防水性能IP54(本体)の実現、最大32GBの大容量SDカード対応、USB端子やI/O端子を用いたコンピュータ通信が可能になるなど様々な新機能を搭載しています。
振動レベル計は、おもに振動公害に関する地盤振動の測定に用いられ、人体振動感覚特性で補正した振動レベル(鉛直、水平)を計測することができ、また構造物の微振動計測などにも応用できます。
主な特長
- 振動レベルおよび振動加速度レベルの瞬時値や時間率レベル、時間平均レベル、最大値、最小値を3方向同時に測定でき、測定結果は本体内部メモリ、もしくはSDカードに記録されます。
- 計量法および日本工業規格の「振動レベル計」(JIS C 1510:1995)、「振動レベル計-取引又は証明用」(JIS C 1517:2014)に適合しています。
- 平成27年11月1日から施行される新基準による検定に適合しています。
- オプションプログラム(別売)をインストールすればSDカードへの長時間の連続データ自動記録、コンパレータ出力機能、1/3オクターブバンド実時間分析、波形収録にも対応できます。
- 3方向(X/Y/Z軸)独立した信号出力端子を持っているので、レベルレコーダや分析器、データレコーダに接続できます。
- コンピュータとの通信はI/O端子またはUSB端子を利用します。USBはストレージ対応であるため、コンピュータに接続すると本器がリムーバブルディスクとして認識されます
- 最大32GBの大容量SDカードに対応しており、測定データはCSV出力やExcelなど表計算ソフトで扱えます。
- 防塵防水性能IP54を実現しています。
- カラー液晶を採用しています。
- 単三形乾電池を使用時は27時間動作可能な省力設計です。さらに環境にも配慮し、ニッケル水素充電池が使用でき、乾電池の廃棄量削減に寄与します。外部電源の接続も可能で、さらに長時間の測定が行えます。
主な使用用途
振動公害に関する地盤振動の測定(建設工事、工場振動、道路交通振動、など)
平成27年11月から施行される新基準について
平成27年11月1日から、計量法の改正された検定検査規則が施行され、型式承認と検定の基準が新しくなります。VM-55は、「JIS C 1517:2014 振動レベル計-取引又は証明用」に適合するため、新しい検定の基準に適合しています。