ニュースリリース
母音を強調する新機能などを搭載し、言葉の聞き取りやすさを追求
デジタル補聴器「リオネットプレシアⅡ」を新発売
2015年08月05日

リオンは、言葉を聞き取りやすくする機能として好評の「SSS(サウンド・スペクトル・シェイピング)」をさらに発展させ、母音や言葉全体の聞き取りやすさを追求した新機能「SSS Speech+(スピーチプラス)」を搭載したデジタル補聴器「リオネットプレシアⅡ」を8月20日から発売します。
音声は、母音と子音の組み合わせでできていますが、日本語を含め、多くの言語の聞き取りに、母音は重要な役割を果たしています。当社では、この母音に着目し、言葉の聞き取りにさらに磨きをかけた新機能「SSS Speech+(スピーチプラス)」を開発し、リオネットプレシアⅡに搭載しました。子音だけでなく、母音もはっきり際立たせることができ、言葉がより聞き取りやすくなります。
右図 上段耳かけ型補聴器 左からHB-G6CS、HB-A1CS、HB-W1CS、HB-J1CS、下段耳穴型補聴器 左からHI-C3CS、HI-C1CS、HI-C2CS、HI-G8CS
主な特長
1)新機能「SSS Speech+(スピーチプラス)」を搭載(新機能)
「SSS(サウンド・スペクトル・シェイピング)」は、音の知覚に必要な周波数スペクトルの形状を加工し、凹凸(コントラスト)を強調することで、音を聞き取りやすくする機能です。今回開発した「SSS Speech+(スピーチプラス)」は、「SSS」の性能に加え、処理周波数を250Hzバンド、500Hzバンドの低域まで拡張するとともに、設定できる最大の強調量と減衰量を±6dBから±9dBに強化することにより、母音も聞き取りやすくなり、はっきりと力強い聞こえを提供します

2)ノイズリダクション(NR)機能は、6段階の設定が可能
エアコンや換気扇などの耳ざわりな騒音を効果的に低減する「ノイズリダクション(NR)」の設定段階を従来の4段階から6段階にし、きめ細かい設定が可能になりました。
3)耳かけ型RIC/RITEタイプをラインアップに追加
耳かけ型RIC/RITEタイプの補聴器(型式:HB-J1CS)をラインアップに追加しました。従来の耳かけ型の本体内にあったイヤホンを、RICタイプは外耳道に入れ、RITEタイプは外耳道の入口に配置することで、より自然に近い聞こえを提供します。
4)「スーパーミニカナール(CIC)」に目立ちにくい「取り出しワイヤー」を採用
耳あな型オーダーメイド補聴器「スーパーミニカナール(CIC)」(型式:HI-C1CS)の取り出しワイヤーを半透明の緑にすることで、補聴器を装着した際にワイヤーが目立ちにくくなっています。
5)同系色のケースカラーを耳かけ型補聴器(型式:HB-J1CS、HB-G6CS)に採用
耳かけ型補聴器(型式:HB-J1CS、HB-G6CS)の本体背面および電池ホルダーのカラーを、側面のカラーと同系色にし、補聴器装用時の耳もとをお洒落に装うことができます。
6)「リオネットプレシア」から継承した主な機能
- 「ハウリングキャンセラー(AFBCα)」が、補聴器装用時に発生しやすいピーピー音(ハウリング)を自動的に起きにくくします。
- 「パルスノイズサプレッサー(PNS)」が、食器を洗うときの「カチャカチャ」する音や、ドアを閉める音などの不快な衝撃音を低減します。
- 「適応型指向性機能」が、周囲(横や後方などから)の音を抑制することで、正面の会話音声をより聞きとりやすくします。(HI-C1CS、HI-C2CS、HI-C3CSを除く)
- 「データロギングシステム」により、補聴器が補聴環境など記録。これを分析することで、より使いやすく、聞きやすい設定ができます。
- 10バンド4チャンネルデジタル信号処理
- 10チャンネルのOPCが大きすぎる音をしっかりと抑制します。
- リオネット独自の機能である「おまかせ回路」搭載し、電池のプラス・マイナスをどちら向きに入れても補聴器は正しく作動します。
- 汗や湿気に強い「耐汗コート」により、汗や湿気などから補聴器を守り、耐久性を高めます。
- 耳あな型オーダーメイドではベント(通気穴)を大きく確保したオーバルベント、耳かけ型ではオープン耳せんの使用により、音のこもり感、ひびき感を軽減します。(HI-C3CS、HB-W1CSを除く)
- 軽度難聴者の方には、より目立ちにくいSチューブが選択できます。(HB-G6CSのみ)
- その他の機能
誘導コイル(HB-G6CS、HB-A1CSのみ)、スタート時間設定機能、おしらせ音、マルチメモリー機能※1、ミュート機能※1、カラーシェル※2、携帯電話ノイズ対策、スタートメモリー機能※3。
※1:メモリー切替ボタンを搭載した補聴器のみ ※2:オーダーメイド補聴器(HI-C3CS、HI-C1CS)でオプション ※3:制限があります。
カラーバリエーション
- 耳かけ型補聴器 HB-J1CS、HBB-G6CS、HB-A1CS:7色(画像の補聴器はHB-J1CS)

左からプラチナシルバー、シャンパンゴールド、シルキーベージュ、コーヒーブラウン、プレミアムブラック、ピンクサファイア、ブルーサファイア - 耳かけ型補聴器 HB-W1CS:グレー、ベージュ、シャドーブラックの3色のケース(本体)と、9色のマイクカバーを組合せることができます。

(マイクカバー)左からナチュラルホワイト、クールグレー、ベージュ、チョコレート、シャドーブラック、フォレストグリーン、パッションレッド、ローズピンク、マリンブルー
医療機器認証番号
販売名:補聴器 HI-C3CS 医療機器認証番号:226AABZX00004A02
販売名:補聴器 HI-C1CS 医療機器認証番号:223AABZX00067A04
販売名:補聴器 HI-G8CS 医療機器認証番号:224AABZX00190A02
販売名:補聴器 HB-J1CS 医療機器認証番号:225AABZX00098A03
販売名:補聴器 HB-W1CS 医療機器認証番号:225AABZX00110A03
販売名:補聴器 HB-G6CS 医療機器認証番号:223AABZX00066A03
販売名:補聴器 HB-A1CS 医療機器認証番号:224AABZX00191A01