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~ベトナムの国立バックマイ病院に続き、同国における難聴者救済に向けた支援を拡大~
ホーチミン市立耳鼻咽喉科病院と覚書を締結

2017年10月03日

リオンは、ベトナムのホーチミン市立耳鼻咽喉科病院(EAR, NOSE & THROAT HOSPITAL HO CHI MINH CITY)と、ベトナム国内の難聴者救済に向けた聴覚検査基盤の普及について、お互いに協力する旨の覚書を10月2日に締結しました。

当社では、企業の社会的責任および使命として、「難聴に悩んでいる方へ補聴器を届けたい」との思いから、海外における聴覚検査機器や補聴器の普及に努めてきました。中でも、ベトナム国内には、数多くの難聴者がいると推定されており、補聴器の普及はある程度進んでいますが、正確な聴覚検査によるフィッティングはあまり普及していないのが現状です。補聴器を選定するために、聴力の測定や言葉の聞き取り測定が大切であり、そのためにはオージオメータなど聴覚検査機器が必要となります。

この様なベトナム国内の状況から、当社では2015年10月8日にベトナムの国立バックマイ病院と覚書を締結。その覚書に基づき、国際協力機構(JICA)の「民間技術普及促進事業」として、2016年4月にハノイ市のバックマイ病院に「日越聴覚検査センター」を立ち上げ、奈良県立医科大学と連携し、人材育成に協力してきました。

さらに、本年2017年7月20日に、ベトナム国立労働・環境衛生研究所(NIOEH:National Institute of Occupational & Environmental Health)との共催により、「ベトナムの難聴・騒音問題、日本の取り組みとベトナムへの提言」と題するセミナーをハノイ市にて開催し、ベトナムの保健省関係者、運輸省関係者をはじめ、耳鼻科関係医師、在ベトナム日本企業関係者、ベトナム北部企業関係者など幅広い分野の方々に来場いただきました。

今回は、ベトナムでのさらなる取り組みとして、ベトナムのホーチミン市立耳鼻咽喉科病院と覚書を締結し、ベトナムの難聴者救済のため、聴力検査機器の普及および補聴器を供給する体制の構築などに協力していきます。当社では、同病院内の聴覚検査室や難聴者サポート室に、当社のオージオメータなど聴覚検査機器を提供するとともに、聴覚検査機器の操作技術指導などの人材育成にも協力していきます。

ホーチミン市立耳鼻咽喉科病院(EAR, NOSE & THROAT HOSPITAL HO CHI MINH CITY)について